謎の亜細亜人、Isayahh Wuddha、昨年リリースした謎ソウルミュージック・アルバムが、UKのレーベルよりヴァイナルとしてリ・リリース!

music

2020.05.18

あえてそのまま放置された歪んだカシオトーン。久々に味わう「まさに宅録!」のカセット・コンプ感がたまらない逸品。

どうやら京都に今は住んでいるらしい。中でも京都のインド左京区あたりにいるんじゃないか? そんな、謎のアジア人SSW、Isayahh Wuddha。ただ、謎。とても謎。いや、謎にしてあげたい。もちろん謎のシンガーソングライター……。


2019年突如カセットでリリースされたアルバム『Urban Blew』には、都会のクールな風が決して流れ込まない、澱んだ空気がみっちりと詰まっている。あえてそのまま放置された歪んだカシオトーンが唸り、クリーントーンのギターカッティングが歌の道筋を作る。久々に味わう「まさに宅録!」のカセット・コンプ感に加え、チープ過ぎるサウンドデザイン、なのに妙に洗練されたアレンジ、もちろん妙に自意識が低いヴォーカルが、聴くものの脳髄をトロトロに仕上げていく。

 

極彩色のポスターが付属!

そんな彼の音を目ざとく見つけたのが、かのジャイルス・ピーターソン。Oh! Straight No Chaser! Jaaaaaazz! そして、とてもちゃんとした耳を持つカッコいい人なジャイルス・ピーターソンが、「something in blue」をラジオでかけたところから状況は変わった、シンデレラ……なのか? いや、そんなルックスじゃないぞ。とにかく、このカセットが少しだけ形を変え、リマスタリングされて英国のレーベルWOTNOTから、ヴァイナルとしてリリースされた! 曲数は若干減っちゃったものの、匂い立つ香りはよりドープに(実はこの時点でヴァイナルで聞いてないので分からないんですが・笑)。そして、今回はアナログ特典として、某天才デザイナーの手によるA3ポスターが付属。実は、このポスター、hand saw pressにて、和紙に蛍光色で刷られた極上品だったりするのです。ぜひ、こちらも楽しんでいただきたいのココロ。なんとなく、CDやダウンロードじゃなくって、アナログで欲しい、そんな音。

この謎の亜細亜人にインタビューすべく、現在、コンタクトを取ってはいるが、マネジメントからは「日本にいるかなあ〜」とのこと。まぁ、このご時世、近所だろうが地の果てだろうが、インタビューはネット経由なので問題はナシ。きっと近いうちにお届けできるのではないか、と思います。それまでは、このbandcamp音源を聴きながら、待て。