急遽、リソグラフで印刷した作品を閲覧できる展覧会、京都は出町柳のトランスポップギャラリーにて!

『RISOrt Week test1〜トランスポップのハンドソウプレス』
2020年8月20日(木)〜30日(日)(月曜・火曜は休廊)
於:京都・出町柳トランスポップギャラリー
(京都府京都市左京区 田中関田町22-75)
 リソグラフという印刷機をご存知ですか? その名前は知らずとも結構みんな知ってるはず。学校でレジュメやテストを印刷している、あのコピー機にも似た機械のこと。黒しか使えない、すぐ詰まる、滲んだりかすれたりする……そんなマイナスイメージが多いこの機械だけれど、丁寧にメンテをして金だの蛍光色だのさまざまなカラーのインクドラムをガチョンと入れ替えれば、驚くべき世界が広がるのです。絵描きやイラストレーターの作品作りから、zineや書籍をプライベートで作ったり、絵葉書やノートといった雑貨を創り出すのもお手のもの……それ以上にそれまでプロフェッショナルしか使えないと思っていた「印刷」という技術が、誰にでも楽し
めるものになる、とんでもない機械なのです。それゆえに、海外のアート/ブックシーンでは大ブーム、認識しているだけで700ヶ所以上のリソグラフのスタジオが存在しているのです。
 
 

 2017年、東京でスタートした日本初の本格リソグラフ・スタジオ「hand saw press」は、首謀者小田晶房の京都移住にともなって、2019年の夏に「hand saw press Kyoto」も運営を開始。印刷のみならず、編集/デザイン〜製本〜断裁〜販売も含めた「DIY出版」の新たな展開のために日々研鑽を続けています。今回、活版印刷/シルクスクリーン印刷を独自の切り口で追求し

ているトランスポップの山田氏の協力を得て、まずはこれまでhand saw pressで続けてきたさまざまな印刷物をご紹介。単色印刷機RISOGRAPH SE638を持ち込んで、「その場でちょいとリソグラフ体験」も日程によって行なう予定です。

 

 リソグラフで一体何ができるのか? 果たして「悪かろう安かろう」の印刷機なのか? 一度、楽しみに来てください。